ロミの呼吸

社会人2年目の密かな消費と排出

教育実習終了2日前の夜、我慢が爆発した話。

今週のお題「爆発」

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いつかの風車と夕日

 

 こんにちは、ロミです。

今日は、大学時代に経験した教育実習中、我慢が爆発したエピソードについて綴っていきます。

 

 

 

 

 

クラス担任と教科担当

 私は、母校の中学にて理科担当として3週間教育実習へ行ってきました。

 

実習生は私と、小中で仲良しだったAちゃん(♀・仮)、1つ先輩のBさん(♂・仮)の3人。

 

2人の担当教師は「クラス担任兼教科担当」だったため、基本的に1人の教師にお世話になるという形式でした。

 

 しかし、私の場合は少し異なり、クラス担任と教科担当が1人ずつ付くという形式。

最初は気にしていませんでしたが、ちょっとした指示の行き違いが積み重なり、日に日にストレスを覚えるようになりました…

 

クラス担任(♀):「今日は、職員室での朝の会に出席してみましょう。○時前に来てくださいね。」

 

私:「(職員室の空いていた席にて待機)」

 

教科担当(♂):「実習生が朝の会に参加することは出来ません。ご退席下さい。」

 

私:「はい。大変失礼致しました…。(しぶしぶ退席)」

 

 

とか

 

 

クラス担任(♀):「今日は、昼休みにロミ先生と記念写真を撮ろうと思います。生徒達が待っていますので、是非、体育館へ来てくださいね!」

 

私:「(体育館へ向かう途中、教科担任とすれ違う。)」

 

教科担当(♂):「授業の準備は大丈夫ですか?優先順位すべきことを、よく考えて下さい。」

 

私:「はい。申し訳ございません。

 

 

とか

 

 

Bさん:「実は、就活で面接を受けに行きたいんですけど…」

 

Bさん担当(♂):「大丈夫ですよ!欠席の申請だけお願いします!」

 

私:「今、就活をしていて…もしかしたら面接が実習中に被ってしまうかもしれません。」

 

教科担当(♂):「基本、教育実習中の私用での欠席は許されません。」

 

 

 

もう、ストレス・オブ・ストレスですよ。

こんなやり取りが3週間ですよ。

 

思い出しただけで腹が立ってきました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

マリオネット授業

 実習生のメインであろう

 

  • 試行錯誤して授業構成を作る
  • 準備をする
  • 生徒に教える→反省・改善
  • 次の授業に繋げる

 

私は殆ど経験出来ず実習が終わりました。

 

 私が、授業作成のために行ったことは

 

  • 放課後、授業構成を遠回しに指示される
  • それに従って準備するし、生徒に教える
  • 構成通り出来ていない点は指導対象

 

 

 大学で教わった教育実習と違くない???

「教育実習」ってなんだっけ???

 

悟り開き不可避ですよ。何も自分の成長に繋がっていなくて…

 

放課後1対1の打ち合わせは、新聞記者を彷彿させるメモの取り様だったと思います。

 

この人は、どんな授業をして欲しいんだ!?

教科書の何ページにある実験を取り入れようと思っているんだ!?

薬品の分量は幾つでやれ、って言ってるんだ!?

お``お``ん``!??

 

内心こんな感じでした(笑) 指導されたくない一心でしたね(笑)

 

1ミリも私の考えが反映されていない授業に対して、生徒から

 

「ロミ先生の授業、分かりやすい!」「楽しい!」

 

なんて言ってもらえてた時は、心が痛かったです…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このタイミングで…?(爆発)

 ストレスと戦いながら過ごし、実習も明後日の公開授業を残すのみです。

 

そんな実習終了2日前の夜19時頃。

いつも通り教室に残ってAちゃんと日誌を書いていました。

 

1人の理科教師(♀)が私の所に来て…

 

「ロミさん、大丈夫?

前から職員室内で、ロミさんへの指導について噂になってたからさ…

もし、何かあったら遠慮なく言ってね?」

 

 私は頭の中が真っ白になりました。

 

我慢で膨張した心を網のように包んでいた細い糸が、プツン。と静かに切れた感覚。

私は、泣きそうになる気持ちをグッと堪えて

 

「大丈夫です。

(実習内容の不満は間違っていなかったんだ。)

 

いや、本当に大丈夫ですから…

(なんで、もっと早く声を掛けてくれなかったの。)

 

大丈夫です。

(噂になってたなら、どうして助けてくれなかったの。)

 

声を絞り出して、「大丈夫」と連呼することしか出来ませんでした。

 

 

帰宅後、無言で晩御飯を食べる私に母が一言。

 

 

 

「大丈夫?学校でなんかあったの?」

 

 

 

 私の心は爆発し、声をあげて泣きじゃくり、全てを話しました。

 

 

「もう嫌だ!誰も助けてくれない!

身代わりの授業。見学に行けない部活動。

AちゃんとBさんは、一生懸命構成を練って授業しているのに。生徒に混じって部活してるのに。

どうして私だけ!私だけ!!

もう関わりたくない!打ち上げも行きたくない!」

 

泣きじゃくる私に母は

 

 

「辛かったね…よく頑張ったね。

終わったらまっすぐ帰ってきていいんだよ。我慢しなくていいんだよ。」

 

 

と、言ってくれました。

 

 

無事、3週間の実習を終えた私。

企画されていた打ち上げは「大学に行かなくてはいけない」と適当な理由をつけて欠席しました。

 

 

 

楽しい出来事もありましたよ

 教育実習中は、教師とのやり取りのみではありません。

 

生徒たちと交流する休み時間や給食の班、放課後の帰宅時は、心の救いになっていました。

生徒が毎日書いているデイリーノート(日記帳)一冊一冊にコメントを書いたり、

朝の黒板の隅にメッセージを添えたり、

生徒から告白的なこともされました。やんわりとお断りしましたが。

 

可愛いですね(笑) 無邪気で、純粋で。

 

最後には、クラスの生徒たちから、寄せ書きや手作りのアルバムもいただいて

生徒との交流は、とても幸せな時間でした。

 

 

 

以上、私の爆発エピソードでした。では🌷